(写真提供:Photo AC)
睡眠不足、止まらない食欲……。サプリメント会社ウィルパウダーズ創設者のダヴィニア・テイラーさんによると、人間のカラダで起きるあらゆることは、快適な気分にするセロトニンや眠気の原因となるメラトニンといった<ホルモン>の働きがコントロールしているそうです。今回は、そんなダヴィニアさんがホルモンをコントロールする対処法をまとめた著書『いつでも調子がいいカラダになる! ホルモンをととのえる本』より一部引用、再編集してお届けします。

ホルモンに関する偏見

私は、ホルモンやホルモンの作用にまつわる偏見やバカげた話が大嫌いです。

まず英語圏では、人(たいてい女性)を批判する際に、「ホルモンのせいで感情的だ」という言い方をします。

ホルモンのせいで不機嫌になったり、ストレスを抱えたりするのは本当です。

でも、反対のことだってあります。ホルモンのおかげで、活気に溢れたり、安心感を抱いたり、脂肪を燃焼させたり、肌がきれいになったり、髪がツヤツヤになったりもするのです。

残念ながら、人は意味もわからずに、ホルモンという言葉を振り回しています。血液検査や尿検査の結果も見ずに「ホルモンのせいで感情的」だと言うなら、いったいどのホルモンについて言っているのでしょう。コルチゾール? それともインスリン抵抗性があるということ? 具体的に言ってほしいものです。

あるいは提案ですが、ホルモンという言葉を人を侮辱するために使うのを、すっぱりやめたらどうでしょう。