花粉症改善のためのオススメ食材

一方で、もはや俳句では春の季語となった「花粉症」に悩まされる人が多いのではないでしょうか。

『開運養生12か月』(ワニブックス/著:櫻井大典、暮れの酉)

中医学では、花粉症の主な原因を、身体の表面にある「衛気(えき)」と呼ばれるバリア機能の不足にあると考えます。「衛気」が少ないと、花粉などの邪気が身体に入り込んで炎症を起こし、鼻水、目のかゆみといった症状が起きるのです。

では、この「衛気」を補うにはどうしたらよいのでしょうか。

症状やもともとの体質で対策は変わるものの、その根幹となるのは、しっかり食べて、眠り、深い呼吸をすること。

なかでも、消化器系のケアはとくに大切なので、胃腸に負担をかける「肥甘厚味(ひかんこうみ)」(脂っこくて味の濃いものと甘いもの)と「生冷食(せいれいしょく)」(生もの、冷たいもの)は避け、代わりに衛気を補う食材を摂るようにしてみてください。

オススメの食材としては、じゃがいも、キャベツ、もち米などが挙げられます。冬に「肥甘厚味」「生冷食」を摂りすぎると、この時期、花粉症がひどくなる可能性があります。