大きな病院に行けば、最善の治療が受けられる?
必ずしも大きな病院に行けば、より良い治療が受けられるというわけではありません。
皆さんご存じのことかもしれませんが、そもそも大学病院や総合病院などの大きな病院は、ありふれた症状を診る場所ではありません。肩こりや五十肩やヘバーデン結節を診療する施設ではないのです。
では、大きな病院ではどんな病気を診ているのでしょうか? 大きな病院は「重大な病気」を診療することが目的なのです。命に関わってしまうような病気であったり、何かほかの遺伝的な病気を抱えているために簡単には解決できないような患者さんを診ていたりします。
腰や関節でいえば、大きな手術が必要とされる病気、例えば強く脊髄が圧迫されて麻痺が生じてしまった、骨折がある、そういった場合に大きな病院での診療がなされています。