分類、診断基準は1つではない

DSMやICDという複数のマニュアルがあるように、疾病の分類や診断基準も1つではありません。

時代とともに疾病に関する考え方も変容していくことから、両書ともに改訂版が出されると内容も変わります。

『発達障害グレーゾーンの部下たち』(著:舟木彩乃/SBクリエイティブ)

「発達障害」の診断基準も、絶対的なものがあるというわけではないのです。

人には、適応できる環境(あるいは時代)と適応できない環境があり、環境によって、発達障害の症状が現れたり現れなかったりします。そのような例を1つ紹介します。