投資に「絶対」や、わかりやすい正解はない
日本では、長期投資の成功体験が共有されておらず、「投資は怖い」と感じている人が多いと思います。一方で、数年前に「老後2000万円問題」が大きく注目されたことをきっかけに、資産運用への興味を持つ人が増えたのではないでしょうか。
実際に、この数年で、投資に関する情報は世の中に増えたように感じます。YouTubeの動画が人気を集めたり、投資の方法をわかりやすく解説する本がベストセラーになったりしています。
注意しなければならないのは、投資に「絶対」や、わかりやすい正解はないということです。また、投資で見返りを得るにはリスクが付き物です。
しかし、投資に関する情報の中には、シンプルでわかりやすい表現を追求するあまり、リスクの存在が隠されていたり、見えにくくなっていることがあります。そのことに気づかず、高すぎるリスクを取ってしまい、投資に失敗する事例も繰り返し起きています。
※本稿は、『新しいNISA投資の思考法 お金の悩みから解放される 正しい「長期・積立・分散」のはじめ方』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
『新しいNISA投資の思考法 お金の悩みから解放される 正しい「長期・積立・分散」のはじめ方』(著:柴山和久/ダイヤモンド社)
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