「かなし」という言葉は……
そうだ、忘れていた。今日は私の誕生日だったんだ……。
長くて暗いトンネルの中で見つけた、小さな灯りのような、成長という名の希望。ぼんやりした頭の霧が晴れる瞬間。最高のプレゼントを、ありがとう。
何かの本で読んだことを今思い出しました。かつて「かなし」という言葉は、「哀し」のほかに、「愛し」と書くこともあったんだそう。
※本稿は、『キドアイラク譚』(扶桑社)の一部を再編集したものです。
『キドアイラク譚』(著:浜島直子/扶桑社)
読むほどに心が整う、モデル・はまじの喜怒哀楽36篇のエッセイ集。