ネット情報をうのみにする
ネットの中にはありそうもない情報が飛び交っている。
心霊現象を見た話、有名人のありそうもない情報、よほど経済力のある人でないとできそうもないような豪華絢爛な体験談、「トンデモ都市伝説」など。
ネット以外にも、詐欺だということがあからさまな儲け話、ホラ話に決まっているような自慢話が転がっている。
このようなありそうもないことをやすやすと信じてしまう人がいる。このタイプには2種類の人間がいる。
1つのタイプは、あらゆる情報を信じてしまう善良な人間だ。自分自身が一切ウソをつかず、人の裏をかこうなどとしない。だから誰もが自分と同じように善良だと信じている。どんなウソでも信じてしまう。
誰かが「私は政府の補佐官をしている。有名女性キャスターと同棲しており、世界のスター歌手の何人とも親友だ」と言うと、普通の人間であれば、それが本当かどうかを確かめようとする。
その人物の名前がネットに出ているかどうか。その話に信憑性があるかどうか。いくつかの話と話の間に矛盾はないか。その話とその人物の性格、生活、経済状態に矛盾はないか。
利害が絡んでいるときには、いくつか質問をして、確かめるための作業も行うだろう。いくつもの証拠を見て初めて納得する。