意識してしっかりダラダラする

娯楽の時間は娯楽の時間、休養の時間は休養の時間と意識するといいでしょう。もちろん、今はぼんやり体と心を休める時間というのもあっていいのです。

けれども、「あれをしなくちゃ」と思いながらダラダラするのはストレス解消になりません。それなら「今は気が乗らないから休養の時間」と意識してしっかりダラダラすれば、そのあとの切り替えもスムーズになるでしょう。

そして、もし家にいるのがつまらない、なんとなく時間が過ぎてしまうという時は、とりあえず外に出てみるのがおすすめです。

散歩でも買い物でもちょっとコンビニまでのつもりでもいい。時間に余裕があるなら、目的も決めずに電車やバスに乗ってみるのもいい。そうやって何か行動を起こすと、何かワクワクすること、興味を惹かれることが見つかるかもしれません。

 

※本稿は、『60歳からの「手抜き」の極意』(河出書房新社)の一部を再編集したものです。

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60歳からの「手抜き」の極意』(著:和田秀樹/河出書房新社)

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