「公的機関」を頼る!
編集T う~ん……でもやっぱり、家族に「認知症っぽいから、病院に行こう」って言うの、なんか緊張しますね。患者さんがスムーズに病院に行ってくれる、うまい説得の仕方ってありませんか?
たとえば、前著『ボケ日和』では、「公的機関を言い訳に使ってください」とおっしゃっていましたよね。昭和のお年寄りは権威に弱いから、「市役所から検診の案内が来ているから、ちょっと病院に行こう」なんて言うと、わりとすんなり行ってくれるって。
先生 そうなんですよ。実際、お役所を持ち出すと、「ほんなら、行こか」と言ってくれる方は、けっこう多いです。
※本稿は、『認知症は決断が10割』(かんき出版)の一部を再編集したものです。
『認知症は決断が10割』(著:長谷川嘉哉/かんき出版)
認知症患者を支える家族が、介護生活を送る上で、どんな「決断」をすれば後悔せずに済むのか?
登録者数12万人のYouTubeも大好評!ベストセラー「ボケ日和」の著者が、ズバッ!とお答えします。