過去の自分を責める必要はない

後悔とは、「過去の選択が間違っていた」と思うことで生まれる感情です。とはいえ、そのときの自分は「最善の選択をしよう」と考えて行動したはずです。

たとえば、試合の大事な場面でミスをしてしまったとします。

『「し過ぎない」練習』(著:枡野俊明/クロスメディア・パブリッシング)

「もっと冷静に考えればよかった」「別の技を選択すればよかった」と思うでしょう。

しかし、試合中の限られた時間で判断し、最善を尽くしたはずです。その結果が思いどおりにならなかったからといって、「あのときの自分はダメだった」と責める必要はありません。