訪問リハビリやショートステイも

【老健のその他のサービス】ショートステイ、訪問リハビリ。施設によっては訪問介護や訪問看護ステーションを持っている老健もあります。

〈訪問リハビリ〉リハビリ専門職員が自宅での介護の方法や福祉用具の選定のアドバイスを行います。さらに家のどの部分に手すりをつければいいか、ポータブルトイレの位置はどこがいいかなど個別に細かい相談もできます。

〈ショートステイ〉短期間、特養や老健などの施設に宿泊し、介護を受けるサービスです。要支援1以上の人が1泊から29泊まで利用することができます。居宅ケアマネを通じての申し込みが必要です。ちなみに特養のショートステイには通常リハビリはついていません。

同じ老健施設でショートステイ、デイ、訪問リハビリを利用すれば、同じリハビリスタッフがトータルにリハビリを見ることができ、他職種との連携もスムーズです。急に介護者が体調を崩したり用事ができたりして在宅介護できなくなった時に、スムーズに対応してもらえます。できるだけ長く在宅生活が維持できるよう、介護疲れが起きる前に、これらのサービスをうまく使ってリフレッシュしていただきたいです。

※本稿は、『最高の介護 介護のお医者さんが教える満点介護!』(講談社)の一部を再編集したものです。


最高の介護 介護のお医者さんが教える満点介護!』(著:田口真子/講談社)

内部の実情や今後の介護医療について、そしてベストな介護施設選び、また最期はどこで亡くなるのがいいのかなどをわかりやすく解説!