部屋で自然を感じる

感覚の中でも嗅覚からの刺激は精神的な影響が大きく、感情に強くはたらきかけるところがあります。

いい香りをかいで一瞬でリラックスしたり、気持ちを高めたりした経験は多くの方にあるのではないでしょうか。

『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

私の研究では、柑橘系の香りが交感神経と副交感神経のはたらきをともに活性化させ、血流を増加させる効果がありそうです。

また、部屋にいても自然を感じると自律神経が整いやすくなります。

インターネットの動画サイトを検索すると、川のせせらぎや波の音、虫の声、たき火などを収録した映像がたくさんヒットします。見ているだけでも自然を感じられます。

〈『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』より〉

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。

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毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

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自律神経研究の第一人者であり、多数のベストセラーを持つ順天堂大学医学部の小林弘幸教授が、おうちでできる「体調の整え方」について、図解を使って詳細に解説!