たとえばお誘いを断る時。本当だとしても「その日は孫の世話がある」と伝えると、相手によっては羨ましい出来事を理由に断られたと、不愉快に思うかもしれません。
それよりも「最近、腰がつらくて外出できないの」など、誰から見ても大変で、少々情けない理由を伝えたほうが丸く収まりやすいのです。
さらに、仲のいい友人との関係に変化が訪れることもあるでしょう。時が経つにつれ、話が合わない、価値観が共有できないと感じるようになるのは珍しくありません。それは、ある程度仕方がないと割り切るべきです。
なぜなら生活のゆとり具合も健康状態も事情はさまざま。年齢を重ねるほど差が出るからです。親しかった相手と疎遠になったからといって、「自分が否定された」と思う必要はありません。
ここからは、個別のケースで人間関係のお悩みに答えていきます。ぜひ参考にして、人生後半の人づきあいを円滑にしていきましょう。