いまやライブチケットが入手困難なほど女性たちに絶大な人気を誇る、ムード歌謡グループ「純烈」。決して順風満帆だったとはいえないこれまでの道のり、そして今後の展望を聞いたインタビュー(『婦人公論』2月10日号掲載)を配信します。新型コロナによる自粛要請でイベントの中止が相次ぐ今、彼らのインタビューを5日連続で公開します! 第三夜は、白川裕二郎さんです。(撮影=木村直軌 構成=上田恵子)
決め手は「親孝行しようぜ」の一言
相撲取りの僕は、ケガを機に役者の道に進みました。なかなか芽が出ず、これでダメなら辞めようと26歳で臨んだのが『忍風戦隊ハリケンジャー』でした。人気を得たものの、若手の台頭で仕事は先細りに……。
そんな時に声をかけてくれたのが酒井でした。ファミレスに呼び出され、「ムード歌謡をやらないか」と。決め手は「親孝行しようぜ」の一言。母がひとりで僕と姉を育ててくれたので、胸に響きました。
あと、「メジャーデビューが決まっている」とも(笑)。そんなわけはなかったけれど、努力し続けたら紅白に出場できた。母は「活躍してくれて嬉しい」と、僕に手を合わせて泣いていました。これからも母やファンのために、全力で頑張ります。
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写真を拡大 「純烈のライブは60分中40分がトークで、そのうち35分が下ネタです(笑)。そんな僕らでよかったら!」