いまやライブチケットが入手困難なほど女性たちに絶大な人気を誇る、ムード歌謡グループ「純烈」。決して順風満帆だったとはいえないこれまでの道のり、そして今後の展望を聞いたインタビュー(『婦人公論』2月10日号掲載)を配信します。新型コロナによる自粛要請でイベントの中止が相次ぐ今、彼らのインタビューを5日連続で公開します! 第四夜は、後上翔太さんです。(撮影=木村直軌 構成=上田恵子)
「純烈が楽しいから」続けてこられた
東京理科大学を中退して純烈のメンバーになりました。日焼けサロンに通うチャラチャラした学生だったのですが、ある日、大学のOBが勤める芸能事務所で東京ダンディ(純烈の前身)の映像を見せられて「どう?」と。
マネージャーをやれということかと思い「光栄です」と言ったら、「お前も芸能人だな」って(笑)。でも、芸能界に入ろうと決めたのは、リーダーの酒井が楽しそうにしていたから。社会人はつらいよ……というような、僕が思い描いていた大人像と違ったのです。
こんなスタートだった僕が続けてこられたのは、「純烈が楽しいから」ということに尽きます。喜んでくれる人がいる限り走り続けますよ。お時間がありましたら一度味見をしに来てください。