結局「幸せ」が何で決まるかと言うと…
結局のところ、私たちが幸せを感じるかどうかは、置かれた環境や条件よりも、「どんな心の持ち方をしているか」という「思考の習慣」にかかっています。
もちろん、誰しも迷ったり、落ち込んだり、どうしようもなく心が疲れてしまうこともあります。日々の暮らしの中で、あるいは人生のふとした瞬間に、思うようにいかないことや、心が揺れるような出来事に直面することも少なくありません。
でも、そんなときこそ、「足るを知る」こと、「嬉しいこと探し」を思い出すのです。そうすると、ささくれ立っていた心が少しずつ落ち着きを取り戻し、また静かに立ち上がる力を与えてくれるのを感じます。
外から求める幸せや成功は、得た時のひとときの高揚感は得られますが、すぐに消え、また次の目標を追いかけることになりかねません。
自分の人生を「幸せなもの」と感じられるかどうかは、他の誰かや、外側の出来事が決めるのではない。それは、他の誰でもない「自分自身の心の向け方」次第なのです。
時を重ねるごとに、私たちはたくさんの経験をして、かつては見過ごしていたかもしれない新しい景色が目の前に広がり、以前は感じ取れなかった心の機微にも深く気づけるようになっていく。
それこそが、豊かに成熟していくことの素晴らしさではないでしょうか。
「もう、私は十分に満たされている」。そう心から感じることができたとき、自分自身が”幸せだ”と感じることが出来るのです。幸せとは、誰かに与えられるものではなく、自分自身が内側に見つけ出すものなのです。