「危険」回答がトップ、「好機」回答が最低

表1では主要先進国(G7諸国と韓国)のデータを抜き出した。日本が「危険」回答がトップ、「好機」回答が最低であるのが目立っている。

(表1)<『統計で問い直すはずれ値だらけの日本人』より>

欧米の中でも、カナダや英米といった英語圏の国で、フランスなどよりも、リスクを危険というより好機ととらえる傾向が強いのは、新自由主義が根づいている地域であることからも納得できよう。

また、韓国人が英米よりもリスクを厭わない威勢のよさをもっているのも何か分かる気がする。

しかし、日本人と同じく慎重で用心深いと考えられているドイツ人が「危険」回答最低、「好機」回答最高であるのは意外である。