『あんぱん』＜弱い者が生き残るには卑怯者になることだ＞嵩に向けた八木の言葉に視聴者「あの人も同じことを…」「卑怯者になるのも実はつらい」

＜視聴者の声＞

嵩の入隊以来、ずっと気にかけてくれたのが八木です。八木が嵩に伝えた「弱い者が戦場で生き残るには、卑怯者になることだ」という言葉にSNSやコメントでは、「八木さん登美子さんと同じこと言った」などと、嵩の母・登美子の言葉を思い出した人が目立ちました。

嵩の出征式に乱入した登美子は「卑怯だと思われてもいい。何をしてもいいから、生きて帰ってきなさい」と伝えていました。

「嵩って素っ気ないけど自分を想ってくれる人と縁があるんだな」「実母・柳井登美子と同じ言葉ですね。あの実母はなんだかんだ言って、苦労人なので、弱い者の生き方が分かっていたのでしょう」と登美子の苦労や嵩への愛情を感じたというコメントも。

「卑怯が悪ではなく、必要になることがあるんだよと示してくれる八木さん、色々な事が見えている」と八木のやさしさを感じた人もいました。

その一方で、かつて朝田家で働いていたパン職人の屋村草吉を思い出した人もいます。

「倒れた人からカンパンを奪って食べたヤムさんは罪悪感や自己嫌悪の中で生きてきた。戦場で勇猛に働けば死に、卑怯者を貫いて生き残り、戦争が終わってもさいなまされる。まさに絶望の隣は絶望の2丁目」との声がありました。

「八木の言葉はその通りだと思う。生き延びた者の心に、一生消えないトラウマを植え付けることにもなるのだよな」「困ってる人を見てみぬふりして卑怯者になる方も、実は辛いんだよなぁ」と卑怯者になるという選択のつらさ、生き残る苦しみに思いをはせる人もいました。