視聴者の声

三河以来、徳川家に仕えた歴史があり、代々番士を務めた家柄でもある名家・佐野家。

その佐野家の5代目当主・政豊の子・政言は家の繁栄のため、田沼との距離を縮めようとします。過去には桜の若木を贈ったり、つながりを記した家系図を持ち込みましたが、うまくいっている様子は見られません。

加えて今回、コネを得るべく宴会に足を運ぶも、そういった場で上手にコミュニケーションを図れないうえ、父・政豊が目の前の桜を認識できないほどの状況にあることが判明。

そうした背景を知った視聴者は「陽キャ飲み会についていけない描写とヤングケアラー描写。田沼屋敷に一体どんな気持ちで行っていたのかと思うと…」「悲しい陰キャ武士・政言。初登場時の得体の知れない感じより、人間らしい不器用が見えて好き」「職場でコネを上手く作れず、家では認知症の親の介護。<桜はいつ咲くのだ>を<お前はいつになったら出世するんだ>という意味にとらえて傷付いてそう」「蔦重とそれ以外のパートのシンクロが美しいんだけど、今回まさか佐野と。いずれも親に誇らしい思いをさせたいと…。佐野のこともう嫌いになれなくなってしまった…」「意知が聡明な跡取りから、苦労知らずの甘い若者に見える不思議。なぜ政言が矢本悠馬なんだろうと思っていたけれど、これぞ森下佳子脚本」といった声も出ていました。

また今回、ドラマ内で満開となった桜。

史実によれば、番町に屋敷を構えた佐野家の敷地には見事な桜があり、「番町に過ぎたるものは二つあり佐野の桜に塙検校」とうたわれるほどの名所となっていました。その屋敷は現在の大妻女子大学の場所にあたるそうです。

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大河ドラマ第64作となる『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。

蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。

さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。

大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~

【NHK公式サイトより】
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた人物〈蔦重〉こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた〈痛快〉エンターテインメントドラマ!

【キャスト】
横浜流星/安田顕/小芝風花/岡山天音/寛一郎/市原隼人/片岡愛之助/高橋克実/里見浩太朗/渡辺謙 

【作】
森下佳子

【放送予定】
[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分
[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分
[BSP4K]日曜 午後0時15分/ (再放送)日曜 午後6時00分