「年賀状じまい」は節目の挨拶を兼ねて
たとえば、年賀状について。オンラインで気軽に近況が伝えられる現代、メールやSNS上で新年の挨拶は簡単に済んでしまいます。ならば、あまり会わない親戚や長く会っていない友人にまで、無理に年賀状を出す必要はないかもしれません。
一度、丁寧な文面で、「還暦を迎えた今年を機に、年始のご挨拶状は控えさせていただきます」などと、節目の挨拶を兼ねて年賀状じまいをすると気持ち良く整理できます。
冠婚葬祭については、「これまでお世話になったから」と義理を果たす意味で続けてきた方も多いと思いますが、無理をしてまでお金や時間をかける必要はありません。お年玉やお中元・お歳暮なども、家計を圧迫しない範囲で楽しめば良いのです。
※本稿は、『ゼロ活 ~お金を使い切り、豊かに生きる!~』(扶桑社)の一部を再編集したものです。
『ゼロ活 ~お金を使い切り、豊かに生きる!~』(著:井戸美枝/扶桑社)
「ため込むばかりでなく、元気なうちにお金を効率よくどう使うか、絶えず、シミュレーションしておく必要がある」
社会保険労務士でファイナンシャルプランナーの著者がすすめるのは、自分が最期を迎えるときに資産がちょうど0になる“ゼロ活”。
本書は、そんな“ゼロ活”の考え方やメリットを紹介しつつ、読者が“ゼロ活”を実践するためのマインドも身に着けることができる一冊。