おもしろい時代に生まれあわせたと思って……
こんなふうに、自分で自分の心を励まし、自分で自分を幸せにする、それができるのが「楽しげに生きる」なのです。
今、日本は世界でトップの長寿国になりました。人生100年時代が現実のものとなり、社会のしくみも、制度も、私たちの意識も時代に追いついていません。えらいこっちゃ、困った、困ったと、超高齢社会の負の側面ばかり見ているように感じます。
けれど、人類史上初めての、だれも体験したことがない時代を生きているのですから、おもしろい時代に生まれあわせたと思って、楽しげに生きていきましょうよ。せっかく長生きの時代になったのに、老いることを怖がってばかりなんて、もったいないことです。
※本稿は、『93歳、あとは楽しげに生きる ヨタヘロな私の心得69』(講談社)の一部を再編集したものです。
『93歳、あとは楽しげに生きる ヨタヘロな私の心得69』(著:樋口恵子/講談社)
「これが最後の本と思って書いたわよ~」
御年93歳のヒグチさん、80代より「今が幸せ」と言える秘訣を69の心得としてまとめました。