(写真提供:Photo AC)
「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで――。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「夕食後の3時間はリラックスする」です。

夕食後の3時間はリラックスする

腸のゴールデンタイム

自律神経と腸の動きは密接に関係しています。食後、食べたものを消化するために腸が動き始めると、食事中に優位になった交感神経が下がり、代わりに副交感神経が優位になっていきます。

特に、夕食後の3時間は副交感神経が活性化します。消化や吸収がとてもよくなる「腸のゴールデンタイム」です。

また、だんだんと眠気が出てきて、3時間ほどたつと体が休息モードに入っていきます。この時間を大切にしましょう。

すぐに寝ると自律神経が乱れます。眠くなってもここは我慢。この腸のゴールデンタイムに、寝ずにしっかりとリラックスできると、質の高い睡眠を得られます。