夏は香辛料で冬は鍋

例えば、夏にはカレーなど香辛料を使った料理がおすすめです。

スパイスは食欲を増進する作用があって、交感神経を高めてくれて、自律神経のバランスも整えてくれます。

『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

逆に、冬は体が血管を収縮させ体温を上げようとするので、交感神経のはたらきが優位になります。胃に負担のかかる料理より、消化のよいもののほうがおすすめです。

例えば鍋料理なら、豆腐や煮込んだ野菜、雑炊など、お腹にやさしい食べ物を多くいただけます。

かぜをひきやすい人は、自律神経の季節変化を意識して、先手を打つように対応していく習慣をぜひ身につけましょう。

〈『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』より〉

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。

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毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

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