2020本超のドラマを手掛けてきた98歳・石井ふく子が、一貫してそのテーマにしてきたものとは？「盟友として一緒にドラマを作ってきた脚本家の橋田壽賀子さんも同じ考えでした」

『わが家は楽し』に出演した戸田恵子さん（右）と2 人で食事に

すべての写真を見る

勉強のためにいろいろなドラマも観ますし、小説も読みます。ただ最近の小説は、ドラマにしたくなるようなものがあまりありません。

むしろ、いろいろな人との会話の中にヒントがあるような気がします。若い人と話すのも大事ですね。「へぇ、こんなことを考えているんだ」「こんな悩みがあるんだ」と気づかされ、勉強になります。

ありがたいことに、仲間や友人にはとても恵まれています。仕事で知り合い、個人的におつきあいするようになった人も大勢いますし。

上戸彩なんて、私のことは「母ちゃん」と呼ぶんです。「じゃあ、自分のお母さんのことは何て言うんだい？」と聞いたら、「オカンって呼んでる」って。（笑）

昨日も、『わが家は楽し』に出てくれた戸田恵子さんと2人でご飯を食べに行きました。「また行きたい！」と言ってくれるんですから、うれしいじゃありませんか。

『わが家は楽し』を作ったことで、ありがたいことに「次のドラマを楽しみにしています」とか「続編を期待しています」という声もたくさんいただきました。でも「ちょっと考えさせて」とお答えしています。やっぱり少しは休んで、しっかり充電しませんとね。（笑）