負の感情も自分で選んでいる

アドラー心理学において、感情をどう扱っているかを一言で言うと、「感情は自分で選択できるもので、いつでも変えることができる」ということです。

この考え方に「怒り」を扱うヒントも隠されています。

ここでアドラー心理学の基本的な考え方である「5つの理論」を紹介いたします。

《アドラー心理学の5つの理論》

アドラー心理学には、基本となる5つの理論があります。

いずれもアドラー心理学を代表する考え方で、これを身につければ、感情をうまくコントロールできるでしょう。

アドラーは「すべての悩みは対人関係である」と言います。

そして「感情や行動の先にはすべて相手役がいる(後述する『対人関係論』)」とも言っています。

よって、「悩みの根幹は、ほとんど感情の取り扱い方にある」と言っても過言でありません。