<鈴木さんの回答>

私たちのような第三者が入る場合、まず発生側に下の階の人が騒音で悩んでいること、話し合って対策を考えたいと思っていることを伝えます。どんな影響や困り事が出ているかを共有しながら、解決策を探っていく。

すると「厚手のラグを敷いてみます」「夜11時に寝て朝6時に起きるので、この部屋での掃除機の使用を避けてもうことはできますか?」など、双方から自発的な提案やお願いが出てくるのです。第三者の役は管理組合に頼んでもいいと思います。

話し合いの結果、発生側が「洗濯機の下に防振のゴムマットを敷きました」「掃除機は週末にまとめてかけることにしました」など、対策を講じてくれることも。

人間、苦情を無視されなかったと知るだけでも気持ちが治まるものですし、住人としての関係性が修復できれば、解決すべきは音の問題だけになります。

ラグやゴムマットの費用を被害側が一部負担するのも一つの方法。マンションの構造上、多少の生活音は発生します。住人双方が歩み寄る気持ちを持つことが大切です。

 

2につづく

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