心の健康、代謝にも影響

3つ目は、心の健康が保てなくなる可能性があります。いわゆる幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは神経伝達物質のひとつであり、たんぱく質からつくられます。たんぱく質が不足するとセロトニンも減少し、イライラや意欲の低下などをまねきます。

最後に、たんぱく質は分解されて、消化吸収されるときに熱エネルギーを生み出します。つまり、たんぱく質をきちんと摂っていれば熱を発生するので体温が上がり、代謝も良くなります。

『胃と腸のプロが図解で徹底解説 腸漏れ解決とたんぱく質で最新腸活!』(著:平島徹朗、秋山祖久/扶桑社)

反対に不足すると熱が生まれず体が冷えて、代謝が悪くなり、冷えやすく太りやすい体になってしまうのです。

<『胃と腸のプロが図解で徹底解説 腸漏れ解決とたんぱく質で最新腸活!』より>
たんぱく質は英語で「protein(プロテイン)」。ギリシャ語の「最も大切」「第一」が語源といわれています。現代のように医学などが発展する前から、人間にはたんぱく質が必要だということを感じていたんですね