「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで――。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「よくかむ習慣が集中力を上げていく」です。
よくかむ習慣が集中力を上げていく
マインドフルネス
年をとると集中力が落ちます。これは多くの方が実感するところではないでしょうか。この集中力を食事をしながら鍛えることができます。
簡単です。よく「かむ」のです。よくかむようにすると、だんだんとかむことだけに集中できるようになります。
食事以外のことを考えることがなくなっていき、仕事などのストレスも減っていきます。そうなったら、少しずつ体の感覚に意識を向けていきましょう。
言葉で考えずに、五感で何を感じているか確かめていく。今という瞬間的な気持ちや体の状況をありのままに知覚する「マインドフルネス」の効果も期待できるでしょう。