意識の居場所を明らかにする
しかし、私たちは、自分で自分にダメ出しをしていることに「意図的に気づく」ことはできるはずです。瞑想を実践するときは「意識を無にする」のではなく、「意識の居場所を明らかにする」ことを意識してみましょう。
うまく集中できなくても大丈夫。
集中できていない自分に気づけたあなたは、すでに大きな一歩を踏み出しています。
※本稿は、『食べる瞑想:幸せな毎日が続く「新しい心の整え方」』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
特別な食材も、きつい我慢もいらない。
生活習慣病の患者と向き合ってきた医師が教えるマインドフルネスを取り入れた「新しい食べ方」
出典=『食べる瞑想:幸せな毎日が続く「新しい心の整え方」』(著:山下明子/三笠書房)
山下明子
医学博士、医療法人社団如水会今村病院副院長
佐賀県生まれ。脳神経内科医として6万人もの生活習慣病患者を診察し、「健康づくりを指導する専門家」として多くの信頼を集める。薬ばかりに頼るのではなく、一人ひとりが主体的に健康になれるよう、Well-being、マインドフルネス、栄養、運動、睡眠、脱依存、習慣化を組み合わせた多角的なアプローチを提唱。人々が健康づくりを楽しむ社会を目指し、2016年に株式会社マインドフルヘルスを設立。2019年には米国でマインドフルネスをベースにした食事療法「MB-EAT」を学び、その知見を健康指導に活かしてきた。現在は、一般の方や医療従事者向けの講演会を積極的に行っており、自身のYouTubeチャンネル「マインドフル睡眠チャンネル」は登録者数11万人を誇る。日本人間ドック学会専門医、日本抗加齢医学会専門医など、専門資格も多数。著書に『やせる呼吸』(二見書房)、『死ぬまで若々しく元気に生きるための賢い食べ方』(あさ出版)、『「やめられない」を「やめる」本』(小学館)などがある。