DMNのオンとオフを上手に切り替える
私たちは気がかりなことがあると、そのことを考え続けてしまって目の前のことに集中できなくなりますが、それはまさにDMNが活発になりすぎているサイン。車がずっとアイドリング状態だと、熱がこもったりバッテリーが傷んだりしてしまうように、私たちもDMNのオンとオフを上手に切り替える必要があるのです。
そして、このDMNの活動を休ませる方法として、近年注目されているのがマインドフルネスなのです。
食事に意識を集中させて、可能な限りゆっくり味わって楽しむことで、考え事で走り続けた脳を、少しの間休ませてあげることができるようになります。
「最初の一口だけ、感覚を研ぎ澄ませて食べる」方法を試してみて、ぜひ習慣にしてみましょう。その一口が、あなたの脳を休ませ、日々の生活に質の高い気づきをもたらしてくれるはずです。
※本稿は、『食べる瞑想:幸せな毎日が続く「新しい心の整え方」』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
『食べる瞑想:幸せな毎日が続く「新しい心の整え方」』(著:山下明子/三笠書房)
特別な食材も、きつい我慢もいらない。
生活習慣病の患者と向き合ってきた医師が教えるマインドフルネスを取り入れた「新しい食べ方」