温かいお茶で「もう一口」を防ぐ
「ごちそうさま」の後、口の感覚に集中することは過食の予防にもつながります。まだ少し何か食べたいと感じるときは、口の中の感覚に集中して、意識を食べ物から自分の体へ向け直してみてください。
その「まだ食べたい」という感情は、味がしないという「寂しさ」や「退屈さ」を紛らわせようとして、刺激を求めているだけではありませんか?
そんな口寂しさを紛らわせ、心を落ち着かせるいい方法があります。
それは温かいお茶を飲むことです。
茶葉に含まれる「テアニン」というアミノ酸がリラックス効果をもたらすので、「食べたい」という欲求を鎮めることができます。
夕食後の緑茶は、カフェインのせいで眠れなくなるから控えているという人も多いようですが、ぬるめの温度で時間をかけて淹れれば、抽出されるカフェインの量が減るため、夕食後に飲んでも眠りを妨げることはありません。
それでも気になる方は、ノンカフェインの紅茶やコーヒー、またはルイボスティーなどがいいでしょう。飲み物の香りと温かさによってリラックスすることができ、心がスーッと落ち着きますよ。
心身をリラックスさせるためであれば音楽やアロマセラピー、入浴なども効果がありますが、口が寂しいときには、口に何かを入れるのが一番効果的です。
刺激の欲しさに振り回されて食べすぎてしまう前に、ゆっくりお茶を飲みましょう。口も心も満たされた状態で、食事を終えることができますよ。