気になる症状にはツボ刺激を

「人体には経絡(けいらく)という気・血の通り道が巡り、臓器の働きを調整しています。経絡上にあるツボを刺激することで、気・血の流れをよくし、臓器を活性化しましょう」

指圧の際、3〜5kgの圧力で押すのがよいそう。体重計などを指で押して測ると目安になります。

3つ数えてすっと力を抜くことを繰り返し、1ヵ所につき2分程度、左右対称にツボがあるなら交互に。複数のツボを刺激する場合は、高い位置から始め、だんだん下げていきます。

食後、入浴後、運動後1時間は避けましょう。

 

 

 

春に強まる更年期障害の症状は漢方薬で撃退

「春の不調によく使われる漢方薬を利用するのも手です。のぼせ、ホットフラッシュ、偏頭痛、肩こりには桂枝茯苓丸。不安やイライラ、動悸には加味逍遙散(かみしょうようさん)。花粉症でも、鼻水なら小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、鼻づまりなら葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい) 、目のかゆみや充血なら黄連解毒湯合十味敗毒湯(おうれんげどくとうごうじゅうみはいどくとう)などがあります」

市販のもので症状が改善しない場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。