相手の喜ぶ顔を見る幸せ
一方、奥さんの方も考え方を変えなくてはいけないこともたくさんあります。例えば料理。家庭の中において、これは女性の方が男性より勝っていたほうが良い。美味しいご飯があれば、男は家に帰ってくるのですから。これが、ファミレスのほうが美味しいのであれば、家に帰る理由が希薄になってしまう。自分が何のために帰っているのかな? 何のために俺は結婚して、奥さんを大切にしているのかな? って言う意味が感じづらくなってしまいます。
たとえ、旦那が一回「これは不味い」と言ったとしても、それは料理全部を否定したのではありません。その料理一品が口に合わなかったと考えるべきです。『あ、この男はこの料理が嫌いなんだ』と思えば良いわけです。そこで「何よ! 一生懸命作ったのに」と腹を立ててはいけません。その一生懸命さは旦那にだって伝わっているのですから。
一生懸命、相手を思いやっている様がお互い伝わるようにする事。『相手が喜んでいる顔を見る』のが幸せな結婚の基本だと思います。
結婚し家庭を持つと、その家では家長となる人が一番偉いのですから、偉い人は家の中にいる人に対してなんでも受け入れる柔軟さを持つべきである。何でも受け入れられるように、自分を変えていく必要がある。奥さんにはカッコイイ人だと思われ続けなければいけない。相手のことを大切にしている、という部分を崩してはいけない。相手の喜ぶ顔を見続けることが、幸せな結婚の基本。
※本稿は、『所ジョージの世田谷ベース VOL.59 新解釈 スーパートコロ辞典』(ネコ・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
『所ジョージの世田谷ベース VOL.59 新解釈 スーパートコロ辞典』(著:所ジョージ/ネコ・パブリッシング)
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