
菊池亮太(きくち・りょうた)
作曲家・編曲家、YouTubeクリエイターとしても活躍。4歳からピアノを始め、国立音楽大学附属中学・高校を経て、日本大学芸術学部および大学院を修了。自身のYouTubeチャンネルは登録者数が79万人を超え(2025年6月現在)、総再生回数は3億回以上に到達している。(写真提供:『これが規格外の楽しみ方! たくおん式なるほどクラシック』/KADOKAWA)
作曲家・編曲家、YouTubeクリエイターとしても活躍。4歳からピアノを始め、国立音楽大学附属中学・高校を経て、日本大学芸術学部および大学院を修了。自身のYouTubeチャンネルは登録者数が79万人を超え(2025年6月現在)、総再生回数は3億回以上に到達している。(写真提供:『これが規格外の楽しみ方! たくおん式なるほどクラシック』/KADOKAWA)
いいものはみんなで共有したい。そのためのYouTube
菊池 「こんなに素敵な人がいるなら、絶対みんなと共有したほうがおもしろい」と思うんだよね。僕、寂しがりだから、「この人を知っているのは俺だけ」みたいなのはぜんぜん楽しくなくて、みんなに広めたくなる。
石井 わかる。みんなに教えたい!
菊池 そうそう。一般的にあまり知られていない、マイナーとされる曲に出合ったりしたときも、「この曲いいな。なんで知られていないんだろう」と思って、みんなに教えたくなる。元々そういうタイプなんだよね。
石井 リストの『メフィスト・ワルツ』は第1番から第4番まであるけど、知られているのは第1番の『村の居酒屋での踊り』だけ。でも僕、亮太くんが2、3、4全部演奏しているのをSNSで見かけて。
しかも、それがすごかった。シフラ(*2)のように演奏していて、「こんな演奏が見られるなんてすごい。もう尊敬しかない」と思ったことをよく覚えてる。
菊池 いやいや、もう。
石井 僕は相当、亮太くんから影響を受けてるから。シフラみたいにパシッと決めてくるあの演奏技術とか、SNSの運用の仕方とか。YouTube動画の構成なんかも、すごくて、もう師匠。僕を見つけてくれた師匠でもある(笑)。
菊池 いやいや、そんなことない(笑)。
*2:ジョルジュ・シフラ。ハンガリー出身のピアニスト、作曲家であり、超絶技巧で有名。「リストの再来」と呼ばれた。