誰かを庇っている?
8月21日放送に放送されたのは第6回(全9回)。ネルラは当初、事件当時の記憶がないと言っていた。だが、第3回から一部を思い出す。
ネルラは布勢と口論になり、首を絞められ、気を失った。しばらくのちに意識を取り戻すと、布勢が血を流して倒れていた。横たわる布勢の向こう側に男の足が見えた。
原田は第6回、同じマンションの別フロアに住むネルラの家族たちに「ネルラの記憶が戻りつつあります」と告げた。家族とは寛と叔父の考(岡部たかし)、ネルラより18歳年下の弟で東大を休学中のレオ(板垣李光人)である。
事件の真相に近づき、ネルラの潔白が証明されるのかも知れないのだから、3人は喜んでも良いはずなのだが、なぜか重苦しい空気が流れた。それから一夜明けると、考が警視庁に自首をした。
考が犯人なら謎解きは終わりだが、腑に落ちない人は多いはず。明確な動機が見当たらない。誰かを庇っているのではないか。あるいはネルラが記憶を全て取り戻すと、事件の不都合な真相が明らかになってしまうから、先に身代わりになったようにも思える。