Q . 健康のためには《早寝早起き》がよい?
A. 眠くなるまでベッドには行かない
「夜更かしは健康に悪い」と信じて、21時ぐらいにベッドに行く人は多いのではないでしょうか。ですが、人間はもともと、必要以上に眠ることはできません。年齢とともに必要な睡眠時間は短くなり、60代以降は6時間程度で適正となる人も。
つまり朝6時に起きたいならば、夜の23〜0時頃に寝れば十分なのです。あまりに早いと、体内時計による自律神経の切り替えのタイミングが合わず、かえって睡眠の質を下げてしまいます。早く寝室に行くことが、「眠れない」「途中で目が覚めてしまう」といった悩みを生むのです。
それを解消するには、起床時刻は一定にして、就寝時刻を遅くするのが最も効果的。「強い眠気が来るまで寝ない」ことを続ければ、だんだんと自分にとって必要な睡眠時間がはっきりしてくるでしょう。
また、途中で目が覚めてしまっても、「健常な加齢現象」と受け止めることも大切。トイレに起きた後に寝つけなくなったら、いっそ寝床を出て、本を読んだりハーブティーなどを飲んでリラックス。そのうちまた眠くなったら、ベッドに向かえばいいのです。あまり気に病まないことが安眠への近道と覚えてください。