「甘から味」のバランス

市販の惣菜における砂糖の量は、かなり甘みが少ないものでも塩の4倍、「甘からいため」「甘からソース」といったものには塩の5倍以上の砂糖が入っています。

砂糖の分子量は塩の約5倍です。塩も砂糖も浸透圧によって舌が味を感じますが、分子量が大きい砂糖は塩の5倍の量がないと、甘みを明確に感じません

『プロが大切にしている たった一つの料理のルール』(著:水島弘史/青春出版社)

一方、塩は爪楊枝の先に少しつけた0.1グラム程度でも、舌にのせればかなり強い塩辛さを感じます。

そのため、おおまかにいって、塩分と砂糖を1対5前後にすれば、いわゆる「甘から味」のバランスが整うことになります。