人の心はいつも揺れている

最初に触れておきたいことは、人の心はいつも揺れているということです。天気で言えば晴れの日もあれば、雨の日もあるように、人間の心もいつも動いています。

調子の良い日もあれば、悪い日もあるということです。ですから、幸せについて考えるときも、同じように人の心はいつも揺れていることを大切にします。

幸せを探すうえで、いつも快晴の青空だけを探すことはおすすめしません。

まるで砂漠の天気のように、いつも快晴続きだと、心は干上がってしまうかもしれないからです。

例えるのであれば、作物を栽培する場合、快晴続きだけでは作物は育ちません。もし日照り続きで、雨がまったく降らなければ、作物は枯れてしまいます。

幸せを考えるときには、心の天気にも、雨の日があることを認めてあげてください。そうでなければ、心は苦しくなります。