調子の良い日もあれば、悪い日もある(写真はイメージ/写真提供:Photo AC)
日々の暮らしにふと立ち止まり、「自分は何のために生きているのだろう…」と深い溜め息をつくことはありませんか?4000人を看取ったホスピス医・小澤竹俊氏によると、誰もにとって人生の目的は「幸せになること」だといいます。家庭や仕事の苦悩で心が押しつぶされそうなときこそ、目の前の“灯”に気づけば、思いがけず人生の意味が見えてくるかもしれません。著書『暗闇の中で「小さな灯」に気づくヒント だから、あなたも幸せになれる』より、一部を抜粋して紹介します。

自分自身にとっての支えの探し方

人生は良いこともあれば、そうではないこともあります。

この記事を読まれる方の多くは、何かしら人生の危機を体験されている人が多いのではないかと思います。

私は、これまでいのちの限られた医療の現場で、きわめて大きな苦しみをかかえた人達と関わってきました。

先ほども申し上げたように、幸せになれる方法に、特別な魔法があるわけではありません。それぞれの人が持っている自分自身の大切な支えに気づくだけです。

とはいえ、あまり難しい哲学的な話を紹介するよりも、なるべくわかりやすい言葉で、それぞれの人が持つ支えを意識しながら、幸せを実感できる方法を紹介したいと思います。

大枠として、支えには、支えとなる関係、将来の夢、そして選ぶことができる自由を紹介しました。

ここではもう少し、自分自身にとっての支えの探し方について触れてみます。