2学期は要注意
9月1日は子どもの自殺が多いことが知られています。長期休暇明けに学校に行けずに苦しい気持ちになってしまうケースは多い。さらに2学期は学校が苦しい子どもにとってはつらいイベントがたくさんあります。運動会や修学旅行などの学校行事が重なるんです。運動会や文化祭の練習があると、子どもたちの関係が密になって追い詰められやすい。
親からすると「楽しい行事」だと感じるかもしれませんが、学校がつらい子どもからすると「苦しい行事」な場合もあります。夏休み明け前後の時期は特に子どもの様子に注意してあげてほしいですね。
不登校は予防できません。子どもたちの世界で、人間関係や学校環境とマッチングがうまく合わないということはある。「どうしたら学校に行かせることができるのか」ではなく、「どうしたら幸せな人生になるのか。幸せな学校生活は何なのか」を考えてほしいと思います。
学校が合わなくて家で育つ子がいてもいいし、子どもの選択肢が増えて親も楽になるよう環境を整えるべきではないでしょうか。