天体衝突はしょっちゅう起きている
実は、地球への天体衝突は、しょっちゅう起きています。
地球の表面は70%が海なので、多くは私たちが気づかないうちに海に落ちていると考えられています。
もちろん陸に落ちてくるものもあって、その例が松江市や、小牧市や、関東上空の火球です。国立科学博物館の隕石リスト(※3)には、国内に落下した隕石が50個以上載っています。
国外にも目を向けてみましょう。
2013年2月15日のことです。
ロシアのチェリャビンスクという街に、松江市や小牧市よりもっと大きな隕石が落ちました。テレビやSNSでも映像が流れたので、覚えている人も多いかもしれません。
ぶつかってきた天体は、空中で分裂して爆発。
その衝撃波で、広い範囲の窓ガラスが割れたり、壁が折れたり、人が飛ばされるなどして多くの人がケガをしました。
衝撃波というのは(くわしい説明は省きますが)、よくバトル漫画などで主人公がやられて吹き飛んでいる、あれです。とんでもない破壊力をもっています。