よく噛めば、痩せる
噛む回数を増やすためには、よく噛まざるを得ない食材や調理法を多用すればいいのです。硬めの食材を使う、食材を大きめに切る、など。チョップドサラダは、チョップしないよう頼みましょう。噛むチャンスを逃しています!
良く噛むということは、口の中で食べ物がたくさん動くということ。それによって唾液とよく混ざり、舌にある味センサー(味蕾という細胞)に接触することで味を認識します。つまり良く噛むことは、良く味わうこと。同じ一口でも、たくさん味わえる。これも大切な刺激であり、食を楽しむコツです。
思い出してください、運動した後はしょっぱいものが欲しくなり、美味しく感じる。疲れた時は甘いものが欲しくなり、美味しく感じる。しかし、その感動は2口目以降どんどん薄れ、そのうち「もう要らない」となる。体は不足する栄養素を自然と欲しくなり、それを美味しいと感じ、必要な量を摂れるまで食べ続ける。そして十分になると自然と食べなくなる。人間にはこうした仕組みが備わっています。
お菓子が止まらなくなる理由は、栄養素に強い偏りがあり、不足する栄養素が満たされないからと考えることもできます。定食を食べることで、適量で満たされた経験はありませんか? いろいろな食材からなる定食では、栄養素を網羅しやすいからでしょう。