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人生100年時代、現役世代を駆け抜けた後はどのように過ごせばいいのでしょうか。精神科医の保坂隆先生いわく、人生後期は無理をせず「ほどほど」をキーワードに過ごすことが大切とのこと。『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』より、日常生活を元気で楽しく暮らすための知識をご紹介します。

食事の時間を充実させる

テレビや雑誌、新聞で、やたらに見るのが健康食品の広告。

医師の私でも知らないものや、効能が紹介されていて「ちょっと試してみたいな」と思うものもありますから、健康に不安を感じているシニアが魅力的と思うのも不思議ではありません。

健康食品の多くは高価です。「健康を買えるなら安い」「高いほど効くだろう」という消費者の心理をついた価格かもしれませんが、年金暮らしの生活には大きな負担になります。

なかには「高い健康食品を買ったから、普段の食生活は質素に」と、本末転倒の生活をする人もいるようです。

健康食品を否定はしませんが、それよりも簡単にできる健康法が白湯(さゆ)を飲むことです。「効き目があるのか」と首を傾げる人もいるでしょうが、白湯はインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」に、最高の飲み物として紹介されています。

この考え方が最近になって広まり、美容やダイエットに効果的なヘルシードリンクとして注目されるようになりました。