パン飲みの4つのスタイル

では、パン飲みにはどのような楽しみ方があるのでしょうか。大きく4つのスタイルに分けてみました。

1 サンドイッチと合わせる

カンパーニュ(田舎パン)やバゲット、食パンなどに具材を挟んだサンドイッチと、ワインを一緒に楽しむスタイル。ハムやチーズ、ロースト野菜、パテなど、フィリング次第で昼飲みにもぴったり。

2 パンを食材として料理に使う

カンパーニュをカリカリに焼いてサラダに加えたり、キッシュやスープに混ぜ込んだり。パンそのものを“素材”としてとらえ、料理とともにワインと味わうスタイル。

3 総菜の盛り合わせと合わせる

味の異なる総菜と数種類のパンをワンプレートに。シャルキュトリーやピクルス、オムレツなどとともに提供すれば、バルのような気軽な楽しみ方に。

4 パンの盛り合わせと合わせる

3〜4種類のパンにオリーブオイル、塩、バターなどを添えたシンプルなスタイル。パンそのもののおいしさをじっくり堪能したい、パン好き上級者向けの楽しみ方です。

パンは料理とお酒を結ぶ“名ガイド”。それぞれの個性を引き出し合い、味わいの世界をぐっと豊かにしてくれる存在です。今やパン飲みといえば、ワインやクラフトビールを合わせる店が多いですが、実はウイスキーや焼酎、ジン、サワーなどとの相性も十分。ナッツやドライフルーツ入りのパンはウイスキーと、香草の効いたパンはジンと、バリエーションは無限です。

パンとお酒、料理の組み合わせを意識するだけで、家でも外でもパンを主役にした豊かなひとときが生まれます。気軽に始められて奥が深い。それがパン飲みの一番の魅力かもしれません。