「同感」と「共感」と「同意」

同感は「わかるよ〜」と相手の感情を理解して同意することで、共感は「それってうれしいね」「それは怒るよね」と相手の喜怒哀楽の感情に寄り添うことです。

同意は「私もそう思う」と賛成していることで、相手の意見と一致することをいいます。アクティブリスニングのボキャブラリーを増やして、家庭だけでなくプライベートや仕事の場面でも大いに役立ててください。

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

[同意する言葉]
・「まさに、そのとおりだよね」「本当にそうだよね」
・「私もそう思うよ」「メチャクチャわかるよ」
・「おっしゃるとおりですね」「あなたが正しいと思うよ」

[うれしさや期待を表す言葉]
・「それはすごいね! おめでとう!」
・「当然のことだと思うよ! やったね!」
・「こんなにうれしいことなんてないよ」
・「本当に私もうれしい」
・「さすが**ちゃん! 頑張った分だけうれしいね」
・「すごすぎる!」「これからがますます楽しみになったね」
・「もうワクワクしかないよ〜」

[怒りや憤りを表す言葉]
・「それは怒って当然だよ!」「それはバカにしている」
・「不愉快極まりない!」
・「それはひどすぎるね」「それは悔しいね」
・「それは納得できないね」「非常識にもほどがあるね」

[心配や不安に寄り添う言葉]
・「それって心配だよね」
・「それだけは避けたいと思っているよね」
・「それは悩むことだけど、これからどうにでもなるよ」
・「いままで頑張りすぎだから仕切り直そうか」

[悲しみや空しさに寄り添う言葉]
・「その**を受け止めることだけでも、すごいと思う」
・「よく耐えたね、悲しいよね」
・「それは心苦しいよね」「それは辛すぎるよね」
・「いたたまれない気持ちで一杯でしょう」
・「もっと悲しんだり泣いてもいいと思うよ」

[安心を伝える言葉]
・「よかった〜! 本当にホッとしたよ」
・「安心したよ。よく頑張ったね」
・「無事でよかった、心配してたんだよ」
・「どうなるかと思ったけど、あなたの顔が見られてホッとした」

共感の言葉を組み合わせ、子どもの心を開く相づちや共感する言葉を習得しておきましょう。