傾聴の例、心を閉ざしてしまう聞き方NG例

[傾聴の例]
・「すごいね、そうなんだね」「そうか、**って感じたんだね」
・「**するって素敵なことだね」「それって、本当にすごいことだよ」
・「では、今は**の途中ってことなんだね。今後が楽しみだよ」
・「それから、どうなったの?」「そのときどんな気持ちだったの?」……など。

[心を閉ざしてしまう聞き方NG例]
・「でも、それって**でしょ」「しかし……」と否定する。
・「私の場合は……」と、共感の言葉もなく、自分の話にすり替える。
・相手の目を見ないで、無表情またはつまらない顔をする。
・相手が話している途中に、相手の言葉を遮る。
・「そうだったんだね」「そうか、そうか」「なるほど」「確かに……」などの相づちの言葉がない。
・相手とのテンポが合っていない(間がない・話が長い・声が大きすぎる)など。

今回の傾聴やアクティブリスニングは、娘に限らずさまざまな人とのコミュニケーションですぐに使えるものです。夫婦間が冷めきっている人などは、共感の言葉を日常生活に取り入れるだけでも効果的です。

まずは近くにいる母親が、娘のありのままを受け入れ、失敗や挫折があっても見守り続けていきましょう。

相手を変えようとするのでなく、自分から仕掛けてください。「相手(娘)が話してくれるまで待とう」なんてことは思わずに、意図的に娘の話を聞く時間を作ってみましょう。

※本稿は、『母と娘の関係を変える魔法の言葉術』(WAVE出版)の一部を再編集したものです。

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母と娘の関係を変える魔法の言葉術』(著:松谷英子/WAVE出版)

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