入浴で「健康寿命」は延ばせるのか?

令和4年(2022年)の厚生労働省のデータによると、男性の平均寿命81.05歳に対し、健康寿命は72.57歳、その差は8.48年。女性の平均寿命87.09歳に対し、健康寿命は75.45歳で、その差は11.64年。

日本人の多くが人生の終盤10年前後を、介護や医療的支援を受けながら過ごしているということです。

先ほど挙げた、入浴のデータをもう一度ご覧ください。要介護や認知症などは、どれも健康寿命を縮める要因です。

つまり、入浴で健康寿命を縮めるリスクを減らせる=入浴で健康寿命は延ばせる、ということです。

ちなみに、冒頭でお話しした「血圧がいくつまでなら、お風呂に安全に入れるか?」の答えも得ることができました。次のページをご覧ください。

 

血圧が高い時は入浴をしない(写真はイメージ/写真提供:Photo AC)