調理家電だと失敗しない、だから安心
鍋(ストウブやル・クルーゼ)のレシピもそのまますべて使えますし、自分流に作るときも基本的には全体の重量に対して0.6%の塩分量にして、野菜の水分などを活かしながら無水調理していくと、だいたいのものはミスなくおいしく作れます。そこまで料理の腕に自信のない私にとって、忙しいときのこの「失敗しない」はなにより魅力的なポイントです。
最初にホットクックを買ったとき娘はまだ中学生でしたが、素材を切って入れるだけなので、彼女はこれで料理をはじめ、社会人になったいまでは私より使いこなすようになりました。料理経験がなくともそれくらい簡単に使える家電です。
「ふたをあけない」だからおいしい
料理がまずくなる理由は多くの場合、(1)温度管理の失敗、(2)むやみやたらに空気に触れる、の2点です。
しかしホットクックの自動メニューや手動メニューを使えば、これがまったくなくなります。無水加熱のまま空気に触れさせずに(ふたを開けずに)野菜や肉を煮込んだりかき混ぜたり、炒めたりしてくれるので、とにかくなんでもおいしいのです。
一般的な鍋の場合は、かき混ぜるときどうしてもふたを開けますが、ホットクックはそれがないのでおいしくなる上、火のそばにずっとついていなくても大丈夫なので、料理中も他の作業にあてられます。これは忙しいときなにより助かります。
これまでホットクックは、標準でついているかきまぜユニットの棒がちょっと短く、1人分、2人分を作るのはあまり得意ではありませんでしたが、2023年に発売された「もっとクック」という追加のかきまぜアクセサリー(まぜ技ユニット)が優秀で、これを使うと1人分でも2人分でもより簡単に、おいしく作れるようになりました。
