世代を超えて誤解されやすい言葉
コミュニケーションの世代間ギャップは、しばしば問題になることですが、世代を超えて誤解されやすい言葉もあります。
たとえば、「気の置けない」という言葉。これは元来、「気を遣わなくてもよい」「打ち解けた」というポジティブな表現でした。「気の置けない友人」「気の置けない間柄」といった具合に、よい意味で使われていました。
ところが、いつの間にか、「気をつけなければならない」「油断できない」といったネガティブな意味合いに受け取られるようになってきたのです。
残念なことに、今では多くの人が、よくない意味に誤解するようになりました。したがって、この言葉は、使わない方が無難でしょう。
※本稿は、『なぜ、あなたの話し方は誤解されるのか~意図を正しく伝えるためのメタ認知』(大和書房)の一部を再編集したものです。
『なぜ、あなたの話し方は誤解されるのか~意図を正しく伝えるためのメタ認知』(著:三宮真智子/大和書房)
心の特性や脳の働きを理解することは、より良いコミュニケーションへの近道!
口下手で「誤解されやすい人」はもとより、「もっと、わかりやすく伝えられるようになりたい」という向上心のある人まで、コミュ力を上げられる一冊です。





