甘えて生きなさいとリウマチが教えてくれた

2年前のある朝、両手の指がこわばり、慌てて整形外科に駆け込みました。すぐにリウマチと診断され薬を処方されましたが、手の痛みや腫れはいっこうに治まりません。力が入らないままでは仕事も辞めなければいけないという状態にまで追い込まれたのです。

上司のすすめで大学病院を受診し、ステロイド治療をすると、うそのように痛みもなくなりました。そのときに「試されているな」と感じたのです。すべて自分でやらなければすまない性格で、ひとつ終わったら次、また次と、休みなく生きてきました。リウマチがそんな私の暴走にブレーキをかけているのだ、と。

その後は息子にも職場でも「できないからやってほしい」と甘えられるようになり、自分の中で優先順位がつけやすくなりました。

(介護士・54歳)

 

肺の年齢は70歳!さすがに禁煙しました

僕は20代の頃から愛煙家。日に40本は吸っていました。50歳を過ぎてなんとなく息苦しさを感じ、人間ドックで医師に相談。調べてみると、COPD(慢性閉塞性肺疾患)だと判明。「肺年齢は、70代。今すぐたばこをやめないと死にますよ」と言われてびっくり。その頃、喫煙本数を減らしていたのに効果はなく、すでに身体は衰えを見せていたのです。

たばこはすっかりやめました。晩婚だったので、子どもはまだ小学生。さすがにひるみ、今は健康第一。吸いたいなあと思うときもありますが、そんなときは妻が果物やら何かしら食べるものを持ってきてくれます。口さみしいのをわかってくれるおかげで太りましたが、感謝しかありません。

ゴルフでも息が上がらなくなり、一石何鳥もの効果です。

(会社経営・55歳)